
『戸建のリノベーション工事って、どんなふうに進んでいくの?』そんな疑問にお答えするため、実際の現場からリノベーション工事のようすをリポート中です!前回vol.3は、屋根板金・外壁・ユニットバス設置までのようすをお伝えしました。
vol.4では、天井・壁の造作からフローリング張りの大工工事、ブローイング天井断熱工事をリポートします。
中古戸建リノベーションを検討されているみなさまの参考になるとうれしいです。
〖リノベーションリポート〗として、着工から完成まで数回にわたりご紹介しています。建物状況やお施主様のご予算、施工内容などによりさまざまとなるリノベーション。その一例としてご覧ください!
※前回までの記事はこちらから
リノベーションリポートvol.3
リノベーションリポートvol.2
リノベーションリポートvol.1
1階の天井から石膏ボードを張っていきます。リビングダイニングから高さが変わるので、低い天井側にボードを張る際、ずれないように先端部のあてにするため余った木材をカットして写真のように仮留めしていきます。ボード張りの合間に設備屋さんと電気屋さんも入り、ボードの所定箇所に穴を開けて配管や配線を出していきます。
ボード張りの合間にフローリングが届き始めたので、先に床へ敷き込みを行い仕上げていきます。
使用する床仕上げ材は、札鶴ベニヤ社の突板プライフローリング。天然木の質感を感じられ、本物の木目が表面にしっかりとあるオーク材なので1枚1枚が違う表情で幅も太くインパクトがあります。『乱張り』という張り方で施工する事で、継ぎ目がランダムになりカジュアルな印象になっていきます。張り終えた部分には養生を敷いて、床にキズが付かないようにします。
2階はもともと、洋室と和室の2部屋でした。和室は洋室に改修し主寝室へ。洋室にあった奥行きのある収納と和室の床の間を解体。1部屋だった洋室に間仕切り壁を造作し、お子様用の2部屋に間取り変更しました。
2階の間取り変更に合わせて、屋根から伸びる排水管の位置も極力目立たない子供部屋のオープン収納内に移設し壁で塞ぎます。
1階のトイレや浴室、UTに間仕切り壁を造作。壁の木下地が出来上がり石膏ボードを施工すると、生活空間がイメージしやすくなり楽しみが増してきます。リビングにある2本の柱は、ほぞ穴などがあったため木目がきれいな杉板を化粧貼りして魅せ柱に仕上げ。こだわりのステキなアクセントになり目をひきます。
大工さんによる造作工事が概ね完了しました。道具を引き下げるとスッキリとひろびろ。残りの大工工事は、全部屋へ巾木取付と階段造作のみとなりました。
真っ白の木巾木が届きましたので全部屋へ取付していきます。
天井裏に、マグブローという粒上のグラスウールを施工します。天井の木下地の吊り木などがあっても、隅々までしっかり断熱材をいきわたせる事ができ、屋根からの熱放出を抑制する事ができます。
ブローイングが完了しました。
このあとは、オープンタイプのキッチン設置、外壁塗装や室内階段改修工事などを行う予定です。
その様子は、リノベーションリポートvol.5でお伝えします。お楽しみに!