収納あれこれ #キッチン収納編

2023.2.16

こんにちは。整理収納アドバイザーの川端です。
皆さん『キッチンの収納』について、お悩みではないですか?
キッチンは、散らかりやすい場所NO.1!
そこで今回は、キッチンの収納についてご紹介していきます。



3つの基本ルールで簡単!
『 動線に合わせた収納 』で使いやすいキッチンに


こちらのキッチンを見て、皆さんはどのように思われますか?

使い勝手が悪く、調理も掃除もしずらそう…。
この状況だと、火や刃物を扱う場所として危険!
食品を扱うには清潔感にも欠けていますよね…。

何より、これだけモノがあふれていては、毎日の家事が大きなストレスになってしまいます。


なぜ、こんなふうになってしまうかというと…
キッチンは、他の部屋に比べて 限られたスペースの中に多種多様なモノがあふれている からなんです。
また、毎日コンスタントに使用する場所ですから、整理する時間が取れずに日々の乱れが積み重なりやすいのも原因の一つ。こんなにたくさんのモノを一箇所で管理しているかと思うと、散らかってもしょうがないとさえ思えてきますね。。。

キッチンのモノ

・調理道具
・キッチン家電
・食材、ストック品
・調味料、油
・ラップやアルミホイル、タッパーなどの保存用品
・ゴミ袋やスポンジ、洗剤、掃除用品
・冷蔵庫
・食器類

他にも、エプロン、ふきん、タオル、ミトン、お弁当箱やゴミ箱などなど…あげればキリがないほど。写真のお宅では、なぜか熊の置物まであります(笑)

では、どのようにすると散らかるのを防ぐことができるのか? それは…


『 動線に合わせたモノの指定席 』をつくることが重要です!

① 導線はなるべく短く!
② カテゴリーごとに分けて収納!
③ 取り出しやすく、しまいやすい収納!

以上の 3つの基本ルール に注意しながら、どこに何を収納するのかを決めていきましょう。


システムキッチンの収納

キッチンといっても、それぞれのご家庭でさまざまですが、今回は一般的なI型のシステムキッチンを例にご紹介していきます。( ※図は、スライド引出収納式のシステムキッチン。収納容量が大きくておすすめです。)


①コンロ下

②調理台下

③シンク下

④吊戸棚

( 以上の4つの収納スペースごとに分けてご説明 )


① コンロ下  ➡ 加熱調理に使う道具や調味料などを中心に収納

▶ やや高さや重さのある鍋やフライパン、油や料理酒・みりんなどの高さのある調味料を収納。コンロ下なので、加熱調理によく使うモノをパッと取り出せるようにしておくと使い勝手が良くなります。

B ▶ 土鍋やカセットコンロ、ホットプレート等の重くて使用頻度が低いものを収納します。例えば『お鍋セット』というカテゴリーで土鍋・カセットコンロ・カセットガス・土鍋用のお玉などをまとめておく収納するのもおすすめです。

C ▶ 加熱調理の際にサッと使いたい調味料を瓶などで小分けにして。

A
B
C

② 調理台下   調理に使用するキッチンツールやストック品などを収納

▶ 使用頻度高めのストック品、アルミホイルやラップなどを立てて収納し、取り出しやすくしまいやすい収納に。
湿気の少ない調理台下には、引き出し用の米びつを収納してもOK!

B ▶ 缶詰・ペットボトルなど重みのあるストック品は、なるべく下段へ。

C ▶ 菜箸や木べら、計量スプーン、キッチンばさみなどのキッチンツールを収納。

A
B
C

③ シンク下   下ごしらえや後片付けなど水まわりで使うものを収納

▶ まな板・包丁・ボウル・ザルなど調理の下ごしらえに使う道具や取り出してすぐに水を汲めるようにやかん等を収納します。
主に水を使う作業に必要な道具を入れておくと、家事動線が短くてスムーズ。湿気に弱いものはNG。

B ▶ 食器用洗剤やスポンジ、ごみ袋などのストックもここに収納しておくと便利です。 

A
A

B

④ 吊戸棚   軽めのストック品、保存容器などを収納

吊戸棚には、使用頻度の低めのものやストック品・保存容器など比較的軽いものの収納に向いています。
年に1~2回しか使用しないものはまとめて上段へ。
( ※重いものを上段へ収納するのは、取り出す時に危険なこともあるため注意しましょう。)
よく使うストック品・保存容器などはカテゴリー別にまとめて、取っ手のついたケースに入れて収納しておけば、取り出しやすくなります。

上段には使用頻度の低いものをまとめて収納。

目線の高さなら、使用頻度の高い調味料やカップなどをいれても使いやすい。

取っ手のついたケースへ、カテゴリーごとにまとめて、取り出しやすく。


実際には、それぞれのご家庭のキッチンの種類や大きさ、家族構成、ライフスタイル・ライフステージなどによってもポイントが変わってきますが取り出しやすく、しまいやすいが散らからないスッキリ収納の基本です!
もともと収納してあった場所にしまえば散らかりませんよね。
また、使用する場所と収納する場所が遠いと出し入れが面倒になってしまいますので『 動線に合わせたモノの指定席 』を考えて収納することが重要になってきます。

キッチンリフォームは『整理収納のチャンス!

整理収納のピラミッド

今回は、キッチンの収納についてご紹介してきましたが、じつは『収納』の前に大切なことがあります。
それは、ものを『整理』することです。

整理収納アドバイザーは、収納方法よりもここに重点をおいています。

なぜなら、どんなに素敵な収納グッズやシステム収納を使っても『整理』ができないと、またすぐにモノが増えて散らかってしまうからです!
『整理収納』とは、まず、すべてのモノを仕分けするところから始まります。

ですから、キッチンリフォームは『整理収納のチャンス』なのです。

キッチンからすべてのモノを取り出さなければリフォームができません!
リフォームの際には、必然的にモノを整理することになります。
この時、モノと向き合い《必要なモノ》と《不必要なモノ》に分類する作業がしっかりできていれば、先に説明したルールに沿って収納していくだけです。モノの指定席が決まれば、散らかりづらく掃除もしやすい「快適空間」が生まれます。

また、モノと向き合うことで自分が「どんな暮らしをおくりたいのか」ということや、買い物の癖(同じものを何個も買っていた・衝動買いしたものを一度も使っていなかったなど…)に気づくことができるため、今後の生活へ活かせるポイントがみつかることも。

皆さんも、キッチンリフォームの際にはぜひ『整理収納』の観点から収納を見直してみてください!


収納あれこれシリーズ 

次回は、実際にキッチンリフォームの際に『整理収納』のお手伝いをさせていただきました事例を基に #整理収納/基本の3STEP をお送りいたしたいと思います。



 <過去の収納ブログはこちら>
 収納あれこれ #ヴィータスパネル

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