
『リフォーム工事って、どんなふうに進んでいくの?』という疑問にお答えするため、実際の現場からリフォーム工事のようすをリポート中です!
前回は、築40年以上の戸建住宅でのリフォーム工事開始からキッチン解体までのようすをお伝えしました。
vol.3 では、キッチンの造作、在来浴室の解体からユニットバスの設置までをリポートします。
vol.3 目次
5. キッチン天井・壁造作
6. キッチン組立設置
7. タイル在来浴室解体
8. ユニットバス組立設置
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前回の記事はこちら
→〖リフォームリポート〗vol.2
# 工事開始・キッチン解体編
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既存キッチンの解体後、部分的に断熱材が入っていなかった天井には断熱材をしっかりと補填。
給排水設備の配管や電気配線工事も行って、天井や壁に下地となる石膏ボードを張っていきます。
★ 窓枠の高さに合わせて吊戸棚を設置できるよう、天井に木下地を造作しました。
床に貼られていたクッションフロアをきれいに剥がし下地を調整した後に、新しいシステムキッチンを組立設置。
天井に取り付けておいた木下地のおかげで、吊戸棚が窓枠の上端にピッタリと収まりました!
給排水や電気配線の接続も行い、システムキッチンの設置が完了。
タイル張りだったキッチン周りの壁は、清掃性の良いキッチンパネルを張りました。床には木目調のクッションフロアを張っていく予定です。
築年数が経過した住宅では『お風呂が寒い!』というご相談を受けることがよくあります。
在来工法で造られた浴室は、寒さ対策が不十分なケースも珍しくありません。
そこで、お施主様のご希望もあり、造り風呂から保温性能の高いユニットバスへリフォームしていきます。
まずは、壁や天井を解体していきます。。。
あれ?ブロック壁が出現?! と、驚いているのは私だけ。
熟練の工事担当者から「築年数が経過した物件では、よくあるんだよ~」とのお言葉。。。
vol.2でも説明させていただきましたが、リフォーム工事の際には、解体してみて初めて状況がわかることも多々あります。(特に築年数が経過した戸建住宅では、建築当時の図面や資料が残っていないこともあります。)
解体後の状況に合わせて臨機応変に対応できる知識や経験が必要となってきます。
今回は、必要な部分だけブロック壁を残すことに。
開口部のブロック壁をユニットバスの大きさに合わせて解体し、新しく梁を掛けました。
天井と床には断熱材をしっかりと入れて、外周部分にはスタイロフォームを張り「寒さ対策」をしていきます。
既存のボイラーは、以前、風呂釜があった床下の土間に設置してありました。
そのため、床下からの冷気が室内へ入り込み、寒さの原因に。
ここにも断熱材をしっかりと入れて床を組んだ上に、新しいボイラーを設置します。
浴室周りの断熱は、浴室の寒さと住居全体の寒さにも影響を及ぼすものです。
リフォームのタイミングと合わせて、断熱材の状態を見直し快適な住環境を手に入れましょう!
ユニットバス『LIXIL アライズ』の組立設置が完了。配管接続を行いユニットバスがすっぽりと収まりました。
高断熱仕様のユニットバスで冬でも暖かく入浴を楽しめます。
床や壁は汚れが付きにくい素材となっていて、タイル風呂に比べるとお掃除も断然ラクになりました。
この後は、脱衣室と洗濯機置き場を新設するため、間仕切りを造作する予定です。
使い勝手のよい間取りとなって、さらに快適に!
その様子は 、リフォームリポート vol.4でお伝えします♪
いよいよ、クロスや床を張って完成です! お見逃しなく。
9. 脱衣室・洗濯機置き場新規造作
10. クロス張り下地調整
11. トイレ設置
12. リフォーム後【After】
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