〖建替えリポート〗vol.2

2021.8.10

札幌市C様邸 戸建 # 基礎工事編

『戸建の建替え工事って、どんなふうに進んでいくの?』イメージするのがなかなか難しいというお話をお客様からよく耳にします。そんな疑問にお答えするため、実際の現場から建替え工事のようすをリポート中です!
戸建建替えを検討されているみなさまの参考になるとうれしいです。

〖建替えリポート〗として、着工から完成まで数回にわたりご紹介します。こちらの事例は、お施主様が長年住まわれた既存住宅を解体した場所に新築戸建てを建てていく計画です。
前回vol.1のつづきとなるvol.2からは、いよいよ新築の基礎工事がはじまります!それではご覧ください!

※前回はこちらから〖建替えリポート〗vol.1

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vol.2 目次
7. 基礎工事

●遣り方(やりかた)
●根堀り
●ベース型枠・鉄筋工事・ベースコンクリート打設
●スリーブ管設置・布基礎型枠
●布基礎コンクリート打設
●布基礎型枠脱型
●ライフライン配管設置
●埋め戻し、土間コンクリート打設

7. 基礎工事

基礎はこれから建物を支えつづける非常に重要な部分。いろいろな工程を経て完成していきます。

●遣り方(やりかた)

まずは、敷地内に図面を基に木の杭をさし横板を張り、建物の位置や水平など基礎工事の基準をだしていきます。

●根堀り

基礎をつくる為に、地盤を掘削し掘り下げていきます。掘り下げた底の面に、石を細かく砕いた砕石を敷き機械で転圧し地盤の安定化を図ります。

●ベース型枠・鉄筋工事・ベースコンクリート打設

布基礎の一番底になるベース部分のコンクリートをかたどる型枠を建て込みます。
基礎の骨となる鉄筋を格子状に一本一本を手作業で結束線(細い針金)を用いて組み立てていきます。コンクリートは、押すちからに強いのですが、引っ張るちからは弱点。この弱い点を補い強度をあげていくために鉄筋が必要になります。

一通り鉄筋工事が出来上がると、鉄筋が図面通りに正しく配筋されているか検査を行います。正しく配筋されているかどうかで基礎の耐久性に違いが。コンクリートに埋まってしまう前にしっかり確認をおこないます。このあと布基礎の底ベースとなるコンクリートを型枠に流し込んでいきます。

●スリーブ管設置・布基礎型枠

ベースコンクリートが仕上がり、設備の配管が基礎の中を通る穴をつくるため、スリーブと言われる管を予め施工後、布基礎立上り部分のコンクリートを流し込む型枠を建て込みします。

基礎断熱にするため、青いスタイロフォームの間に鉄筋を配置。そこにコンクリートを流し込み、鉄筋を埋設していきます。

●布基礎コンクリート打設

コンクリートポンプ車が到着しました。ミキサー車が到着次第ベースコンクリートから立上る布基礎型枠へコンクリートを流し込んでいきます。

●布基礎型枠脱型

3日間ほどの養生期間を経て、布基礎型枠に流し込んだコンクリートの固まり具合を確認した後、型枠を外していきます。基礎の立ち上がりには、画像のように途切れたところがあります。これは人通口と言い、家屋が出来上がって床下点検のときに、基礎の向こう側にも人が通れるようにする為です。しっかりとした布基礎の立上りがきれいに仕上がりました。

●ライフライン配管設置

暖房配管・給排水管・ガス管の各種ライフライン配管を設置していきます。布基礎立上りにスリーブ管を設置していましたので、コンクリートの壁に配管を通してスムーズにつなぐ事ができます。

●埋め戻し、土間コンクリート打設

埋め戻しを行い土間となる部分にコンクリートを流し込みます。ライフラインの配管もコンクリート内に埋設していきます。乾いたのち基礎の完成です。

コンクリートはセメント、骨材(砂利・砂・砕石など)、水・混和材料(コンクリートの使用目的に合った薬剤)を混ぜ合わせたものからなります。コンクリートを流し込む際は、空気が入ってしまうとコンクリート内に空洞ができ強度が弱くなるのを防ぐため空気を抜く事と、コンクリートを型枠の中に均一に行き渡らせる為しっかりと振動を与えて打設していきます。そして職人さんの熟練の技で均一に平らにしていく事で堅牢なコンクリートになっていきます。

このあとは、完成した基礎の上に土台や床をなどをつくる大工工事が始まります。
その様子は次回、建替えリポートvol.3でお伝えします。お楽しみに!

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